れっつ hang out

ひまをつぶしましょう

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私にとっての山本文緒(4):『ばにらさま』

山本文緒作品についてつらつら書いてきましたが、一旦ここで終わります。 山本先生の訃報を聞いてから、最後に出版された短編集『ばにらさま』を買いました。 ばにらさま (文春e-book) 作者:山本 文緒 文藝春秋 Amazon 発売は今年の9月ですが、収録されている作品は5〜10年以上前のものです。 文藝春秋の作品ページに概要が載ってました。 冴えない僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい 日常の風景が一転! 思わず二度読み! 痛くて、切なくて、引きずり込まれる……

私にとっての山本文緒(1):『絶対泣かない』

先月作家の山本文緒さんがお亡くなりになりました。享年58歳。 ネットニュースの記事は10月18日発表のものが多いのに、私が訃報を知ったのはなんと昨日、11月13日でした。 11月13日は山本先生のお誕生日で、たまたまinstagramのタイムラインで目に止まった山本先生アカウントの投稿が、故人を偲ぶ感じのテキストだったので「・・・え?まさか」とGoogle検索したら、ひと月前の訃報記事が出てきてびっくりしました。 なんて間抜けな自分。 いまだに信じがたくて、でも喪失感と悲しい…

病気と健康のはざまで:『シュガーレス・ラヴ』

このブログで既に何度も書いていますが、山本文緒さんの小説が本当に面白くて大好きです。でも全部読んでるわけではないんですよね。 Amazonであらすじを読んで、ああ未読だなと思ったやつを気まぐれにポチりました。そして期待を裏切らず、やっぱりすこぶる面白かったです。 シュガーレス・ラヴ (角川文庫) 作者:山本 文緒 KADOKAWA Amazon 骨粗鬆症や自律神経失調症など、疾患をモチーフにした短編集です。 最初に出版されたのは1997年らしいです(Wiki調べ)。 山本文緒…