れっつ hang out

ひまをつぶしましょう

調子が悪くても:『夢も見ずに眠った。』

最近精神的に調子が悪いです。 仕事でミスが続き、いつも時間に追われている心地がしてイライラし、何をしても楽しくない。 季節の変わり目だし、このご時世だし、不調の原因を考え出したらキリがないですね。きっと同じような方は世の中にたくさんいるだろ…

ひとに勧めたくなる映画:『恋人たち』

お盆ですが猛暑のニュースにビビって家から出る気が起きない30歳の夏。 暇なときGYAOの無料映画欄をのぞくのですが、今とてもいい映画やってました。橋口亮輔監督作品『恋人たち』。 恋人たち 発売日: 2016/09/07 メディア: Prime Video 今月30日までGYAOで…

ルーティーンワークの孤独:『オールドファッションカップケーキ』

私はまったくもっていわゆるparty people略してパリピではない、のですが 今年の夏はフェスもなければ花火大会も縁日もない、そのことに非常に憂鬱になっていて大変気分の晴れない日々を過ごしています。 別に毎年海辺でBBQしていたわけでもキャンプに繰り出…

生まれてくるとこ間違えたねって:『マイ・ブロークン・マリコ』

昨日書店でデザイン技工に関する棚をぼーっと見ていて、そこに『新しいコミックスのデザイン』という本があり、手に取りました。 新しいコミックスのデザイン。 発売日: 2020/06/23 メディア: 大型本 表紙の山本さほさんの絵に惹かれて読んでみると、このブ…

夏の黎明:AAAMYYY「Leeloo」

AAAMYYYはここ数ヶ月気になっているアーティストです。 私が彼女を知ったのは結構遅くて、今年の1月にTENDREのライヴでキーボードとコーラスをやっているのを観てからでした。 ステージ上のAAAMYYYは独特の声と舞台映えする白い肌が印象的でした。 ライヴの…

なんだってマーケ:『ぼくは愛を証明しようと思う。』

大学で専攻した心理学は、そこそこ面白かったですがあまり夢中にはなれませんでした。面白かったなーってだけで、卒業したあと生活に役立てることもなかったし、学んだ知識もぼんやりとしか記憶に残っていませんでした。 だからびっくりしたんですが、藤沢数…

熱い情念:「死ぬのがいいわ」

藤井風のアルバムが本当に本当に良すぎて言葉を失うくらいなんです。 HELP EVER HURT NEVER(初回盤)(2CD) アーティスト:藤井 風 発売日: 2020/05/20 メディア: CD 「優しさ」のイントロを初めて聴いたときの時の止まるような感動もとても忘れがたいのですが…

水は命:『We the Bathers』

素敵なショートフィルムを観ました。 石鹸などで有名なブランド”LUSH”のチャンネルで限定公開されている、水とバスタイムにフォーカスしたショートフィルムです。 『We the Bathers』は、ロンドン在住のフィービー・アーンシュタイン監督が世界12の場所で出…

私を少し掬い上げてくれるもの

昨年夏に都心勤務になって、都会とお出かけが好きな私は意気揚々としていたものですが、まさか1年も経たずに狭いマンションに缶詰になる日々か来るとは考えてもいませんでした。 在宅勤務は昔からの夢でもあったのでそれはそれでありがたいことなのですが、…

同性を愛することと自身を慈しむこと:『生のみ生のままで』

最近私がひたすらに考えているテーマが「いかにして自分を慈しむか」なんですが、 先日読んだ綿矢りさ『生のみ生のままで』は予想外の角度からこのテーマに一石投じる良作でした。 【上下合本版】生のみ生のままで (集英社文芸単行本) 作者:綿矢りさ 発売日:…

『美容は自尊心の筋トレ』

多くの日本人に必要と思われる本が長田杏奈『美容は自尊心の筋トレ』です。 美容は自尊心の筋トレ (ele-king books) 作者:長田 杏奈 発売日: 2019/06/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) 表紙の感じがぱっと見女性向けですが、男性にも読んでほしいと思い…

子供のいる世界といない世界:『ここは私たちのいない場所』

先日30歳になりました。三十路。まさかこんなに生き延びるとは・・・って感じです。 30歳になってもまだ知らない素敵な作家さんが、物語がたくさんあるものです。 ここは私たちのいない場所 (新潮文庫) 作者:白石 一文 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019…

人間の嫌なところ、に共感:『妻の超然』

クスッと笑えて、ちょっと切なく、どことなく怖い中編集にであいました。 妻の超然 作者:絲山秋子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/04/12 メディア: Kindle版 絲山秋子さんの作品は半分〜4分の3くらい読んでるかもしれません。 小田原とかつくばとか群…

存在を消すために心を砕く

お正月休みですっかり緩んでリラックスしていたのに、あっという間に仕事に飲み込まれ殺伐とした日常生活がやってきて、相変わらず冴えない人生を送っています。 久しぶりに山田詠美さんの小説を読みました。 姫君 (文春文庫) 作者:山田 詠美 出版社/メーカ…

人生から生まれる音楽『はじまりのうた』

今年の年末は9連休。なにかと忙しくて消耗した12月の疲れを癒すように、漫画や映画や音楽を摂取しては夕方まで眠って引きこもっています。 年の瀬に映画で今しがた号泣しました。『はじまりのうた』で。 はじまりのうた BEGIN AGAIN(字幕版) 発売日: 2016/02…

架空のお葬式と現実の葬式

今月の上旬に、父方の祖父が亡くなりました。 二十数年前に曾祖母が立て続けになくなって以来、本当に久しぶりに葬儀というものに参列しました。 はるか昔に参列したその曾祖母の葬儀は、幼かったこともあって記憶が断片的です。したがって自意識のはっきり…

昨日よりマシに生きたい:「明日こそは/It's not over yet」

今週のバビロン(アニメ)を観てから気が滅入っています。。ショックすぎて。 生理前だからとか、寒くなってきたからだとか、仕事がいまいち上手くいかないからだとか、他にもいろんな原因があるのかもしれませんが、とにかくどこか憂鬱で、億劫で、気分が塞…

知を愛し求める:『know』

現在放送中のアニメ『バビロン』がめちゃくちゃ面白くて、原作者の野崎まどさんの著作を漁っています。 『know』はバビロンとはまた違った雰囲気で、やはりこれも示唆に富む良作でした。 know (ハヤカワ文庫JA) 作者: 野崎まど,シライシユウコ 出版社/メーカ…

もう一人の私、もうひとつの人生:『ブルーもしくはブルー』

山本文緒さんの作品は本当にどれも暴力的なまでの面白さだと感服しました。 ブルーもしくはブルー (角川文庫) 作者: 山本文緒 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 1996/05/01 メディア: 文庫 クリック: 12回 この商品を含むブログ (77件) を見る ドッペルゲ…

どんな銃で鎮魂されたいか:『炎炎ノ消防隊』

今週ずーっと頭から離れないアニメが『炎炎ノ消防隊』でした。最新話がとても印象的で、鎮魂とか信仰とか弔いとか、そういうことをただただ思い巡らせていたのです。 炎炎ノ消防隊 Blu-ray 第7巻 出版社/メーカー: DMM pictures 発売日: 2020/03/27 メディア…

のんきなおじさんになりたい:『水は海に向かって流れる』

常々思っていることに、「のんきな大人になりたい」というのがあります。 見方によってはすでにじゅうぶんのんきな大人になってるのかもしれませんが、自分の理想とする”のんきな大人”の見本のような人を目にすると、私はまだまだ肩の力が抜けきれてないなぁ…

人生リセットボタンを押すか押さないか:『カルテット』

2次元が大好きでアニメや漫画やゲームばかり目がいきがちですが、最近テレビドラマも面白いなぁと思ってよく観てます。 カラオケでいつも「おとなの掟」を歌うんですが、この曲が主題歌であるテレビドラマ『カルテット』は観よう観ようと思っているうちに時…

冴えた子守唄:WONK「Blue Moon」

一昨年くらいからかなり好きな日本のバンドの一つが”WONK”です。 ライヴも行ったことがあって、生で観ても圧倒的な演奏力と音の良さがやみつきになるのですが、最近出た新しいアルバム『Moon Dance』の1曲めが好きで好きで夜寝る時や夕方の酔っ払った気だる…

成長と魅力:『美しい彼』

8月から(また)職場が変わりました。 と言っても今回は転職というよりは異動で、同じ会社ではあるのですが業務内容も勤務地も大きく変わって、人口増の東京まで毎日30分くらい電車に揺られて通勤するようになりました。 ここ数年は家から職場まで徒歩15分と…

芳醇な歌声とターバン:Yuna

最近猛烈にハマりつつあるマレーシアのシンガー・Yuna。 Pink Youth ユナ & Little Simz ポップ ¥250 provided courtesy of iTunes この「Pink Youth」という曲がラジオから流れた時とてもいいなと思い、 その後Youtubeで最近公開されたばかりのMVが、またな…

美と偏見と価値観:『ララバイ・フォー・ガール』

美容系の会社に転職して1年が経ちました。 三十路目前独身女性となった私は、中学や高校の頃のようにファッションに興味があるわけでもコスメに関心があるわけでもなく、いつも同じ髪型で休みの日はスッピンでいつも同じユニクロか無印良品の服を着ています…

人との関係性と食事:『セッちゃん』

日比谷シャンテの3階にある本屋「日比谷コテージ」が好きです。 今年の冬の終わりくらいに、日比谷で映画を観ようとチケットを買って、開場前の暇つぶしに日比谷コテージをふらついていた時手に取った漫画がずーっと意識の底からはがれ落ちずにひっそりと佇…

生活水準と愛と幸せについて:『ワンルームエンジェル』

私はたまたま中流家庭に一人っ子で生まれて、たまたま父が大企業に勤めていて、 両親ともそこまで浪費家でもなく、子供にまあまあなんでもやらせてまあまあ何でも買い与える人たちだったので、 生活にこれといった不自由は感じませんでした。 小学校の頃も、…

『はやく老人になりたいと彼女はいう』

先月から出張で内陸の地方都市に滞在しています。 人口30万人ほどのこの街は電車の本数も商業施設も娯楽施設も少なくて周りは見渡す限り山ばかり、気温がいつまでも低く桜もいっこうに咲きません。 駅のホームに立つと、あまりの静寂に不安な気持ちになるほ…

美しさについて:『エフェメラル -FANTASY ON DARK-』

昨年末のセールでVitaにダウンロードしていたゲームを今頃プレイしました。 予想以上に示唆に富んだ良作でした、『エフェメラル -FANTASY ON DARK-』。 エフェメラル -FANTASY ON DARK- - PSVita 出版社/メーカー: dramaticcreate 発売日: 2018/01/18 メディ…