先日、夜眠れなくてTwitterをだらだら見ていたら下記の記事を見つけました。
「富士山噴火と巨大地震」リスクが巨大になると人は思考停止に:日経ビジネス電子版
なるほどこれを読むと、2030年から2040年までの間に、南海トラフ巨大地震というとてつもない災害がかなり高い確率で起き、その合間に富士山噴火と首都直下地震が加わるらしいです。
そんな天変地異を生き延びられる自信は全くないので、ひとまず自分の寿命は長くてあと8年〜18年くらいだと定め、いわゆる終活、身のまわりを整理することにしました。
といっても、私は普段からどちらかというとミニマリストで、あまり余計なものは持っていません。
コンマリ先生の本も読んで断捨離もしています。
コンマリメソッドでは、一番最後に手をつけるべきというのがいわゆる「思い出の品」系で、私はこれまでこのジャンルは手をつけていませんでした。
改めて考えると、思い出の品ほど個人的で、取っておいてもどうしようもないものもないですよね。毎日使うものでもないし、たまに見返しても役に立つ訳でもない。
私がこれまで深く考えもせずに取っておいた思い出の品の1つが、美術展や博物展のチケットです。
なぜ捨てずに取っておくようになったのか、経緯は全然思い出せないのですが、気がついたら結構溜まってました。
ここ数年はWEBチケットも増えたので、そこまで量は多くないですが、この際写真を撮って振り返ってみようと思います。そして処分していくことにします。
2012年
数ある中でどうやら一番古いのがこちらでした。
徳島にある大塚国際美術館。2012年の3月に行った記憶があります。大学の卒業旅行で西日本をぐるりと旅した時、最初の目的地がここでした。初めて夜行バス乗ったなぁ。というか夜行バスはこの時しか乗ってないかも。
世界の陶板名画が展示されていて、だいたい美術史に沿った順番で並んでました。
ずーっとお綺麗な西洋美術が続いていた中に、ドカンと突如ピカソの絵が登場した時のインパクトがすごくて、ピカソってまじで天才だったんだなと思いました。
なかなか辺鄙な場所にあるけど、いいところだったなぁ。
2013年
ミュシャ展ってわりと頻繁にあちこちでやってるイメージあります。この時はテレビ(『美の巨人たち』かな?)か何かで見て興味を持って観に行った気がします。
ミュシャの絵ってオシャレですよね。イラストとして好きって感じでしたが、今はそうでもないかな。
夏目漱石の美術世界展、これはとてもよく覚えています。
夏の暑い日、東京藝術大学大学美術館の入り口に向かって歩いていたら、前方からやってきたマダムに「あなたこれから観にいくの?よかったらこれ貰ってくれないかしら」とチケットを渡されたんです。
一緒に行くはずだった方が来られなくて無駄になっちゃうから、よかったら使ってと。
こんなことは初めてだったので驚きましたが、嬉しかったです。ありがたく頂戴して展示を観たのでした。
展示もすごく面白かったです。ここで出会ったミレイのオフィーリア(この展示では本物は飾られてなかったですが)が好きになり、いつか実物を観たいと思っていたら後に別の展示で拝めました。
三菱一号館美術館名品選2013。印象派の展示だったみたいですが、あまり印象に残ってないです。
印象派の絵は基本的に好きですけどね。気が向くと今でもちょこちょこ観に行きます。
2014年
大浮世絵展。これもテレビか何かの影響で観に行ったのかも。そんなに記憶にない。
江戸桜ルネッサンス。アートアクアリウムのですね。春夏と立て続けに行ったみたいです↓
アートアクアリウム2014。
今ではすっかりお馴染みのアートアクアリウムですが、この頃はまだ新鮮な感じで観てました。
ラファエル前派展。ここで先述のミレイのオフィーリア実物を見ました。
特別展「医は仁術」、これもとても記憶に残ってます。すごく面白かったです。
人間って有機的な機械なんだ〜って感じ。胎児の展示とかほんと面白かったなぁ。また観たいです。どこかでリバイバルしてくれないですかね。
特別展 超絶技巧!明治工芸の粋。これも良かったです。どれも本当に粋で実に美しかったです。茶道を習ってたので茶道具を観るのが特に好きで、これ以降似たような展示を見つけると結構行くようになりました。
特別展 ガウディ×井上雄彦 シンクロする創造の源泉。あーこういうのもあったなぁって感じです。あんまり細かくは覚えていません。
島根にある足立美術館は、新卒で入ったメーカーを退職した後の記念旅行で立ち寄りました。展示よりは庭園を目当てに行きましたが、横山大観の作品を観た記憶があります。もちろん庭園も素晴らしかったです。
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まずは2012年から2014年までを振り返ってみました。
この頃はまだ地元に住んでいたので東京は今ほど近くないんですけど、結構色々観に行ってたんだな〜とちょっと驚きです。
こうやって振り返ると、チケットが残っていようがいまいが、覚えているものはよく覚えているし、記憶にないことは全然思い出せないという、当たり前のことが再認識できました。つづく。