藤井風のアルバムが本当に本当に良すぎて言葉を失うくらいなんです。
「優しさ」のイントロを初めて聴いたときの時の止まるような感動もとても忘れがたいのですが、最近私の心を掴んで離さないのがアルバムの8曲め、「死ぬのがいいわ」。
タイトルから強すぎですが、まさにこの「死ぬのがい〜い〜わ〜〜」のサビがとても印象に残りました。
ライナーノーツなど読んでないので詳細はわかりませんが、吉原っぽいイメージが浮かぶ曲です。イントロのメロディが桜を彷彿とさせるような侘び寂びの効いた旋律で、藤井さんのセクシーな歌声とはんなりした西の言葉の歌詞が、どことなく別の時代や世界観を感じさせます。
サビの鬼気迫る、ある意味”ヤンデレ”とさえ言えるような執着と執念に満ちた歌詞が、独特のメロディと本当によくマッチしていて、一度聴いたら忘れられないです。
わたしの最後はあなたがいい
あなたとこのままおサラバするより
死ぬのがいいわ
死ぬのがいいわ
三度の飯よりあんたがいいのよ
あんたとこのままおサラバするよか
死ぬのがいいわ
死ぬのがいいわ
(藤井風「死ぬのがいいわ」『HELP EVERHURT NEVER』2020.5.20)
遊郭ものの乙女系ドラマCDやゲームを想起してしまうオタクの自分・・・。
下記とか。
下記とか・・・。
強い慕情を歌っているからですかね。
もともと特にドラマのない人生を送っている私ですが、昨今の自宅待機ムードでますます外界との接触がなくなって、強い感情を抱く機会が全然ないんです。だからですかね〜この熱烈な情念が逆に癖になってしまって、心地よくすら感じてしまう。
あー何かすごいスペクタクルなロマンに滅茶苦茶に翻弄されたいです。おわり。