アイドルアニメが乱立する昨今ですが、やっぱり2次元アイドルは素晴らしいです。
現在放送中のアニメ『アイドリッシュセブン』の第8話で、主人公の7人アイドルグループ「アイドリッシュセブン」のメンバーの一人、北欧系のハーフ・六弥ナギ君にノックアウトされました。
私はアイドル系アニメは基本的に楽曲が好きかどうかを第一に考えます。
以前ご紹介した『ツキウタ。』や、『うたの☆プリンスさまっ♪』などなど、作中に出てくる楽曲が音楽として素晴らしいとアニメ視聴を継続します。
『アイドリッシュセブン』の楽曲も悪くはありませんが、そこまで大好きなわけではないです。
ただし、アイドリッシュセブンはキャラクターデザインが種村有菜大先生であるというのが私にとっては大きくて、なんとなく視聴していました。
種村有菜先生といえば、小学生の時にどハマりした『神風怪盗ジャンヌ』の作者であり、彼女のイラストを自由帳にずっと真似して描いていた私からすれば、もう”神”と言っても差し支えない存在なんです。
なので、そんな神がデザインしたアイドリッシュセブンのマネージャー小鳥遊ちゃんがもうまずめちゃめちゃ可愛くて、アイドリッシュセブンのメンバーもみんな個性的でイケメンなので、曲がそこそこでも楽しくアニメを鑑賞していたのです。
しかしストーリーを追ってみると、アイドリッシュセブンというアイドルグループはなかなかデビューまでの道のりが険しいグループなんですね。
アニメ公式サイトのあらすじは以下。
「小鳥遊事務所」に集められた、未来を担うアイドルの卵たち。 お互いに出会ったばかりの7人は、性格も個性もバラバラ。 けれど、それぞれに異なる魅力を持ち、アイドルとしての未知の可能性を秘めていた。 グループを結成し、共に第一歩を踏み出した彼らの名は「IDOLiSH7」アイドリッシュセブン。 光り輝くステージで歌い踊る姿は、やがて人々の心を惹きつけていく。 華やかだが、時に厳しいアイドルの世界で 彼らは夢を抱きながら、その頂点を目指す――!
最初にやったライブがガラガラすぎたり、野外ライブで土砂降りが来たり、メンバーが発作を起こしたり、ライバル事務所からチャチャ入れられたり、次から次へと一難去ってまた一難という感じなのです。
アニメ最新話の第8話では、せっかく掴んだ地上波の歌番組の生放送で歌詞が飛ぶミス(しかもその直前にスタジオの度重なる変更とか楽屋荒らしが入って持病持ちのメンバーの医療器具が壊れて発作寸前とかいろいろあった)が発生して台無しになるという展開が訪れます。
過去最悪の出来と言っても過言ではないダメダメなステージに一同消沈し、責任を感じて行方をくらましたメンバー・和泉一織くんをみんなで探します。
一織くんが見つかって、みんなで慰め合いつつもいまひとつ暗い雰囲気が拭えない時、冒頭でも触れた北欧系ハーフの金髪メンバー・六弥ナギくんが「オッケ〜イ」と微笑みながら階段を駆け上がって月明かりの下で他のメンバーとマネージャー小鳥遊ちゃんに呼びかけます。
「ワターシ、踊りマス!
皆さんの好きな歌、歌いマース!
何がいいデスカ?」
一同は一瞬あっけにとられ困惑しますが、ナギ君は優しい微笑みをたたえたまま続けます。
「ワターシ、アイドルでス。
ひとを笑顔にするのが仕事。
ミナサン笑ってほしいデース!」
そうして得意なターンをしてみんなに微笑みかけるのです。
ナギかっこいい〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
と叫んでしまいました。イケメンすぎる。見た目もかっこいいですが、心意気が。
苦手なキックウォークでよろけて笑いを誘った後、みんなに呼びかけます。
「一人でも踊れマース。
でも、まだ一人では見栄えしなーい。
ンン〜、誰かお手伝いを・・・oh、ガール!」
そして小鳥遊ちゃんを呼んで二人でくるくる回り、メンバーたちに「Please,music!」と音楽を要求します。
なかなか立ち直らないメンバーを見ると、ナギは小鳥遊ちゃんからも音楽をねだるよう促します。
「ここにあるミュージックボックスに、コインは要りまセーン。
”聴かせて”と誰かが言えば、何度でも蘇りマス。
月が満ちるように
朝日が昇るように
私たちのハートビート、決して、決して、絶えることはアリマセン! 」
そしてナギの力強い言葉にメンバーたちは笑顔を取り戻し、立ち直って一件落着・・・
また来週以降も波乱のようですが・・・
私はこのナギ・オン・ステージに泣きました。
この、困難にぶち当たってもまた立ち上がる前向きな姿勢とひたむきさ。
諦めない情熱に胸を打たれます。
2次元アイドルってこうなんですよ。輝きが凄まじい。無条件に応援したくなるキラキラした少年・青年たち。
ああ〜本当に感動しました。完全にナギ推しになりました。
ちなみに逢坂壮五くんも結構好きです。
原作のスマホゲームには手を出していないんですが、そのうち何かに手を出してしまうかも・・・なんて。
とにかくナギのかっこよさに思わず感想を書かずにはいられませんでした。
心を動かすってこういうことなんだなぁ。おわり。