れっつ hang out

ひまをつぶしましょう

今一番オススメしたい漫画:『デビルズライン』

あまりに面白い作品に出会うと、寝食を忘れて没頭してしまいます。

それくらいのめり込む作品に出会いました。 

 1巻から表紙は怖いし、絵もそこまで丁寧ではなかったんですが

ストーリー、キャラクター、世界観すべてがずば抜けて面白く、夢中になりました。

ハードな青年漫画かと思いきや、”りぼん”や”なかよし”も顔負けの胸キュンラブストーリーもあり、「人間とは何か」という根源的な問いまで兼ね備える意欲作です。

 

あらすじは以下。

吸血欲をもった「鬼」と呼ばれる存在が静かに息づく現代日本。人と鬼のハーフであり、警視庁公安五課で鬼の犯罪を取り締まっている安斎結貴は、捜査の最中、大学院生の平つかさと出会う。惹かれあう2人は、やがて鬼の抹殺を企てる組織「CCC」や、それを裏で操る黒幕の陰謀に飲み込まれていく。 

Wikipediaより)

つかさは最初は隙だらけで優しいけど頼りない女の子だったんですが、安斎に本気で恋していろんな苦難を経験するうちに、すごく強い女の子になりました。

つかさは乙女ゲームの主人公になれるくらい、真摯で一生懸命な子ですね。応援したくなる感じの。

安斎も理屈抜きでつかさに惹かれていきますが、彼は自分の中の鬼が暴走してつかさを傷つけてしまうことをとっても恐れているので、なかなか強くなれない。現在10巻まで出ていますが、10巻通してやっと前に進むことができてきたのが安斎、安斎が前に進むために懸命に愛し支えてきたのがつかさ、というふうに捉えています。

安斎とつかさはとにかく相手を思いやっていて愛し合っていて微笑ましいです。健気で可愛いカップル。

他にもいろんな登場人物たちが紆余曲折しながら愛や恋に右往左往する様子が物語として非常に面白く引き込まれます。

 

私が特に好きなキャラクターは李ハンス!安斎と同じヒトと鬼のハーフでありながら、研究所で数々の人体実験にさらされた彼は、血を定期的に一定量摂取することで自分の中の鬼を制御できている稀有な存在です。

外見からかなり奇抜で、デスノートのLとリトルウィッチアカデミアのスーシィを足して2で割ったような変人なんですが、私はとにかくこういうキャラが大好きです!

ここのところ私はずっとスーシィ目指して髪を伸ばしてきたのですが、10巻のハンスのようにウルフヘアにするのもありか・・・?なんて思ったり。

 

また、ラブストーリーや魅力的なキャラクターもさることながら、誰が味方で誰が敵かが二転三転するスリルとサスペンスもこの作品の大きな魅力です。

鬼の抹殺を企てる組織「CCC」、この組織自体、謎が深まるばかりなんですよね。前半CCCのキーパーソンである菊原がかなり怖くて、でもどこかカリスマ性があって惹かれて、まるでPSYCHO-PASS槙島聖護のよう。ところが、物語が進むにつれて菊原の新たな側面が見えてきて、前ほど怖くないというか、むしろ心配になるような不思議な心持がします。

他にも、スパイや二重スパイ、そこに厚生労働省など国の陰謀や恋愛・嫉妬・怒りや悲しみといった人間の感情が複雑に絡み合うダイナミックなストーリー。シビれます!

 

このブログは基本的に容易くネタバレしてしまうのですが、この作品はぜひ真相をその目で見ていただきたいです。というか、ネタバレレベルで掘り下げるといつまでたっても終われない気がするくらい見所が多すぎます。

さらに嬉しいことに、今年の4月からアニメ化するそうです!キャストを見ると、思わず「よくわかってるな」と唸ってしまうほどのピッタリな配役。菊原を槙島聖護と重ねてしまうのは私だけではなかったのですね。CV.櫻井孝宏さま、我が意を得たりです。あー楽しみ!

アニメ放送開始前に、読んでみてほしいオススメ漫画です。おわり。