れっつ hang out

ひまをつぶしましょう

私にとっての新しい娯楽、寄席(とくに落語)

先日生まれて初めて”寄席”に行きました。

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場所は上野鈴本演芸場

夜の部のお仲入りからで、料金は2000円でした。(通常2800円)

食べ物も飲み物も(お酒も)持ち込み自由で、8時10分の大トリに入るまでは出入りも自由。

漫才、落語、奇術など、いろんな芸で客を笑わせてくれる演者さんたちを生で観て、これまでにない新しい面白さを感じました。うまく言えないけれど、笑点をテレビで観る時とは全然違うのです。ミュージシャンのCDを聴くのとライヴを観るのがまったく違うというのに似ています。

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今回なぜ私が寄席に行こうと思ったかというと、

毎週楽しく聴いている某埼玉のエフエム局の午後の人気番組パーソナリティ「三遊亭鬼丸」さんが2月1日〜10日まで鈴本演芸場夜の部のトリをつとめること、そして来場者全員に番組ステッカーを模した特別製のステッカー(鬼丸さんのサイン入り)がプレゼントされるというお知らせを聞いたからです。

会場は平日にもかかわらずファンの方々でいっぱいでした。普段あまり寄席に来ていなさそうな方もたくさん居て、やはり私のような鬼丸さんとステッカーをきっかけに来た方が多かったのだろうと思います。

しかし、各々寄席を存分に楽しんでいて、最後に鬼丸さんが演じた「死神」では、ラジオのネタも織り交ぜつつ実に引き込まれる演技で、ラジオとはまた違った鬼丸さんの気迫に圧倒されました。

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また、落語といえば最近2期が放送中で話題のアニメ『昭和元禄落語心中』も毎週欠かさず観ております。鬼丸さんが死神を語り始めた時、とっさに八雲師匠が浮かんで嬉しくなりました。まさか初めて行った寄席であの「死神」を観られるなんて!と。

また、その前の落語では三遊亭歌奴という方が「初天神」を演じられて、このお話も以前ラジオで話題に出たものだったので、あ〜これがそうか〜と非常に感心しました。

話の流れを知っていても知らなくてもそれぞれに楽しめる、落語とはまさに音楽のようだと思いました。

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寄席では写真撮影などは普通はできないのですが、今回は鬼丸さんの粋な計らいで特別に終演後撮影ができました。

SNS戦国時代のこのご時世に、ぜひ落語・ひいては寄席の良さを広めてほしいとの思いだそうです。

今週の昭和元禄落語心中を観た後、生で観た寄席の感動をまた思い出し、思わず書き残そうと思ったのでした。

 

新しい娯楽を見つけて、人生が少しいいものになったような気がします。

 

今度は別のラジオ番組でファンになった春風亭一之輔さんの落語も生で観たいと思います。おわり。